ダイエットを行っている場合、胃の中に食べ物や飲み物を入れなければ痩せられると感じ、食事をセーブしてしまうことがあります。確かに胃の中に入っているものが少なくなるので、一時的に体重は減少しダイエットに成功したと感じますが、実は体重を減らしただけであり、健康的に体重を減らしたわけではありません。このようなダイエットの方法は長続きしないだけでなく、肌荒れの原因となり次第に体の調子が悪くなることがあるので、正しくダイエットを行う必要があります。
ダイエットの一番大事なことは水分をしっかりととることがあげられます。水は何の栄養も無いように感じますが、水分を摂取すると代謝機能が高まります。代謝機能が高まるのは体の仕組みが関係しており、体の中に水分が入り込むとこの水分を体全体に巡らせなくてはならないため、カロリーを消費するからです。海外の研究機関が発表した調査によると、健康な成人の男女が500mlの水を飲んだところ、一時的に代謝機能が30%ほど上昇したことがわかりました。1日の水分摂取量を1.5lに増やした場合は、1日に200kcalほど燃焼するということもあわせて発表されています。
このほかダイエットのヒントとして水分をしっかりととることにより、お腹がいっぱいになり食べる量を減らすことが可能になります。実際のところお腹がいっぱいになるよりも空腹感を抑える効果があり、人間の脳の仕組みとしてお腹がすいている時は実は喉が渇いている状態のことが多いです。このほか水分が不足しているとお腹がなる、頭がふらつく感じがするなどのことも起こります。空腹感を感じたらすぐに食べ物をとるのではなくまず水を飲んでみて、本当にお腹がすいているのかを確認するようにしてください。海外の研究では食事の30分前に水を500mlほど飲むと、飲まない人と比較しても摂取カロリーが減り平均して1kgほど体重が減少しました。
ダイエットの方法として、今注目されているプチ断食を行って体重を減らす行動を行っている場合にも、必ず水分の摂取を意識しなくてはなりません。この水分はコーヒーや緑茶ではなく、体にとって負担にならない白湯にすることが一番大事です。起きてすぐに白湯を飲むことで体が目覚め始め、お通じが良くなるなど健康な体へと導くことができます。水でも良いのですが、あまりにも冷たい水は逆に代謝機能を下げてしまうので、夏であっても温かい水を飲むようにします。